ENEOSと三井物産は7日、アラブ首長国連邦（UAE）のアブダビ国営石油会社（ADNOC）と水素輸送で協業を検討すると発表した。UAEで生産された水素を液体にして輸送できるか検証し、早期の実用化を目指す。
ADNOCの製油所や石油化学工場から副生物として出てくる水素や天然ガスから生産される水素をメチルシクロヘキサン（MCH）という液体に変換し、大規模に輸送することが可能かどうかを検証する。技術実証として年間5万トンで取り組み、商用段階では年20万トン規模への拡張を想定している。
水素は次世代エネルギーとして期待される一方、水素のまま運ぶためにはセ氏零下253度まで冷やして液化し、専用の運搬船を使う必要がある。ENEOSは水素とトルエンを反応させてMCHに変換し、石油と同じように常温で運ぶ研究を進めていた。液化天然ガス（LNG）開発のノウハウを持つ三井物産がプロジェクトの管理を担当する。
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June 07, 2022 at 03:00PM
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ENEOSと三井物産、アブダビ国営石油と水素輸送で協業へ - 日本経済新聞
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